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  運動習慣をつけよう! 30歳代からの体力アップ!

運動習慣をつけよう! 30歳代からの体力アップ!

公開日
2022年3月8日
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最近運動していますか?実はもっとも運動をしていない世代が30代〜40代の働き盛りという調査結果があります。まだまだ体力に自信があるから大丈夫と思っている人も多いと思いますが、体力は徐々に低下し、気がついたらように以前のように動けなくなっていたと、自分の体力のなさに愕然としてしまうケースも少なくありません。そうなると、余計に運動習慣から遠ざかり、体力だけでなく筋力までもが低下、自分には関係がないと思っている介護リスクもグンとアップする可能性があります。極端に聞こえるかもしれませんが、体力の低下を感じた時に行動に移せるかどうかが、老後もイキイキと過ごせるかの分かれ道。このタイミングに運動習慣を取り入れるようにしましょう。


運動習慣がない人は30〜40歳代がもっとも多い

「最近、運動不足だなぁ」と感じていませんか?若い頃は、体力もあって、一緒に体を動かす仲間もいて、運動不足なんてどこ吹く風と思っていても、中年以降になってくると体力が低下、体を動かすのも億劫になり、お腹周りが気になり始めたり、階段を登っただけで息切れしたり…、そんな運動不足の負のスパイラルを感じ始めている人も多いのではないでしょうか。

  運動習慣をつけよう! 30歳代からの体力アップ!(1-1)


令和元年の国民健康・栄養調査によると、まさにそのことが見え隠れしています。結果を見ると、運動習慣のある人の割合は男性が40歳代、女性は30歳代がもっとも低い傾向にあります。この世代は、仕事、子育て、ライフイベントが目白押しで、運動習慣にまで手が回らないといったところ。その後、年代が上がるにつれて運動習慣のある人が増加していくことも見て取れますが、30歳代、40歳代で運動習慣のない人は、このまま運動習慣のない人生を送るか、体力の衰えなどに気づいた時点で運動習慣を取り入れるか、その後の人生に大きな分岐点になる可能性があります。


運動習慣の有無が将来イキイキと過ごせるかのカギに

若い頃から運動をしないことで払う代償というのは決して小さくありません。そのひとつが筋力低下。加齢とともにその衰えは音もなく静かに忍び寄ってきます。

国民生活基礎調査によると、将来介護が必要になった主な原因は1位認知症(17.6%)、2位脳血管障害(16.1%)、3位から5位が高齢による衰弱(12.8%)、転倒骨折(12.5%)、関節疾患(10.8%)となっています。ここで注目したいのは筋肉・骨・関節といった運動不足とも深い関係ある原因が3位から5位を占めている点。この3つを合わせると認知症や脳血管障害を大きく上回ってしまうのです。

  運動習慣をつけよう! 30歳代からの体力アップ!(2-1)


運動器そのものは事故や病気などを除けば、突然衰えるものではなく、長い年月をかけて年齢とともに衰えていくものです。ただこの衰えの度合いは日々の運動習慣が大きな影響を与えることも事実です。

筋肉・骨・関節を健康に保つためには日々運動をすることが大切ですが、今日やって明日効果がでるというものではありません。つまり、若いうちから運動を習慣づけることが何よりも大切と言えるでしょう。


いきなり運動習慣は無理。であればどうすれば?

これまで運動習慣がなかった人からすると、いきなり「運動をしなければ将来の介護リスクがあがる」と言われても、どうすればいいかわからないというのが率直な感想かもしれません。ただ、「案ずるよりも生むが易し」という諺があるように、まずは動いてみることが大切です。

たとえば、運動が苦手な人や、動けるか自信がないという人は散歩やウォーキングなど、強度の低い運動を週1、2回からでもはじめてみることをお勧めします。慣れてきたら回数を増やしたり、歩く距離を伸ばしたりもできますし、本来筋力アップには向かない運動とは言われていますが、大股歩きや早歩きなどで筋力アップを目指すこともできます。足腰に自信がついてきたらジョギングにシフトしたり、トレッキングに出かけるなど新たな趣味に広げていくのも素敵ですね。

また、一人では続ける自信がないという方は、ご家族でも、知り合いでも、一緒に誘ってみるというのも手です。実は仲間を探している人は多く、例えば人が集まらなくて探しているスポーツチームなども意外とたくさんあります。それに、チームの練習に参加するときに知り合いと一緒に入る方が続けやすいというメリットも生まれます。もちろん経験のあるスポーツをやるのもいいですが、今までやったことも、聞いたこともないようなスポーツもたくさんありますので、物は試しと体験してみるのもおすすめです。スポーツを楽しむのはもちろん、出会いが生まれるなど、日々の生活に広がりを与えてくれるはずです。


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