災害時のレクリエーション支援
 レクリエーション・ボランティアに関するノウハウ  まとめ・報告
レクリエーション・ボランティアに関するノウハウ 

まとめ・報告

公開日
2020年9月1日
Message Sharer Tweet

2013.2.25 平成24年度 360回を超える支援活動を実施
岩手・宮城・福島県レクリエーション協会の
活動状況(見込み)


2013.2.25 平成24年度 360回を超える支援活動を実施 岩手・宮城・福島県レクリエーション協会の 活動状況(見込み)

まもなく東日本大震災の発生から2年が経過します。平成24年度も岩手県、宮城県、福島県では、仮設住宅で暮らす被災者の支援を中心に360回を超える支援活動が行われる見込みです。
今年度の活動は、仮設住宅での暮らしが長くなるほど、運度量の低下や閉じこもりが心配されるため、健康づくりと交流の機会をつくる支援が中心となりました。また、夏以降は、みなし仮設や借り上げ住宅に住む被災者への支援活動にも、各県が取り組み始めています。コミュニティづくりに向けた農園づくりや、住民の自立した活動のためのサークル活動の支援、被災地での人材養成なども今年度の新しい取り組みです。
岩手県、宮城県、福島県のレク協会とも、被災者支援に取り組む地元行政、社会福祉協議会と連携して活動をしており、支援協定を結んでの活動も行われています(宮城県女川町)。一方で、支援活動の課題はスタッフ不足です。多くの公認指導者が休日を返上して支援活動に取り組み、こうした数多くの支援活動が支えられました。
平成25年度は、引き続き仮設住宅への支援活動を継続していくほか、コミュニティづくりや震災の風化防止に向けた交流イベント、スポーツ大会、スタッフの確保に向けたリーダー養成等を計画しています。また、被災地の地域文化を伝えていく試みも、レクリエーションによる支援として取り組むことができないか検討中です。

高齢者の健康づくりを10市町村で展開(岩手県)

岩手県レク協会は県内10市町村(野田村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、住田町)で、主に高齢者を対象とした健康づくりに取り組んでいます。地域レク協会と連携して、毎月10地域の仮設住宅の集会所や談話室を訪問していますが、県や被災地域からの要請を受け、毎回異なる場所を訪問。高齢者の健康づくりについては、このほか奥州市レク協会や大東町レク協会も陸前高田市で定期的な支援を続けています。
みなし仮設住宅や借り上げ住宅に住む被災者の支援も昨年8月から始まりました。盛岡市や紫波町のコミュニティーセンター等での健康づくり活動を、今年度は10回程度行う予定です。
昨年度に続き遠野市レク協会の子どもたちを支援する活動も行われました。今年度は18回の活動に約700人の被災地の子ども・親子が参加。また、岩手県レク協会も被災地の児童館の支援や子どもたちの宿泊キャンプ、被災地でのデイキャンプも行いました。
こうした平成24年度の支援活動は170回を超える見込みで、このほか仮設住宅の生活相談員を対象としたレクリエーションの研修も公認指導者が行い、平成25年度の支援事業につなげていく予定です。
 レクリエーション・ボランティアに関するノウハウ  まとめ・報告(2-1)

被災地でのリーダー養成もスタート(宮城県)

宮城県レク協会も仙台市レク協会、おおさきレク協会、しちがはまレク協会などの地域レク協会とともに、仙台市、東松島市、七ヶ浜町、美里町、亘理町等の7地域で定期的な支援活動を実施しています。多くの活動は仮設住宅での健康づくりですが、このなかには被災者のサークル活動を支援するもの(東松島市)や、みなし仮設の住民への支援活動(仙台市内)も含まれています。また、夏には被災地の子どもの交流キャンプを、秋田県レク協会、日本赤十字秋田短期大学(課程認定校)などと協力して行いました。こうした支援活動は90回に達する見込みです。
女川町ではコミュニティづくりを支援する活動も行われており、東北福祉大学(課程認定校)の県レク役員や公認指導者が関わるサークルが、被災者のために農園をつくり、収穫祭などのイベントも行いながら住民の交流の機会をつくっています。こうした活動もあり、女川町社会福祉協議会とレク協会の支援協定が結ばれ、お茶のみサロンの支援や女川町でのリーダー養成事業も始まりました。
このほか、美里町と亘理町でもレク・ボランティアを養成する講習会を開催したほか、塩釜市では被災者でもある公認指導者が健康づくりのサークル活動を続けています。

子どもたちが伸び伸びと遊ぶ支援も(福島県)

福島県レク協会は福島市レク協会と共に、福島市、二本松市、相馬市の5つの仮設住宅で定期的な活動を続けています。仮設住宅を訪問する支援活動が少なくなっていくなかで、軽い体操や歌、交流を楽しむ活動は好評で、毎回30人、40人の住民で集会所がいっぱいになる地域もあるほどです。借り上げ住宅に住む被災者の支援活動も昨年9月から始まりました。福島市、白河市、いわき市の「ふるさと絆情報ステーション」が設置されているショッピングセンターで、親子のふれあいや住民の交流のためのプログラムを毎月行っています。
子どもたちの支援にも力を入れました。昨年度に引き続き県内の小学生を対象としたキャンプを夏に実施。保育所や幼稚園などを訪問してさまざまな運動遊びを行う支援活動や、相馬市の体育館での子どもの遊び場づくり「出張あそびの城」などを行いました。福島市レク協会と伊達市レク協会が震災前から定期的に行う「あそびの城」も、子どもたちが伸び伸びと遊ぶ機会をつくる活動となっています。こうした福島県内での支援活動も、今年度100回を超える見込みです。
このほか、福島県においてもレク・ボランティアの養成講習会を開催し、社会福祉協議会が行う仮設住宅の生活支援員等を対象とした研修会にも協力し、レクリエーション支援のノウハウを提供しました。
 レクリエーション・ボランティアに関するノウハウ  まとめ・報告(4-1)
一覧へ戻る