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災害時のレクリエーション支援
Recrew No.639(2013年3月1日)発行
[笑顔 Again]プロジェクト Vol.19
公開日
2020年7月12日
被災地に笑顔をとどけるTeam Recrew
東北地方の寒い冬、支援活動が
身体も心も温めます。
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災害時のレクリエーション支援
陸前高田市で続く健康づくり支援 奥州市レクリエーション協会
昨年12月19日(水)、奥州市レクリエーション協会の千葉正道さんと泉千秋さんが、旧広田水産高校仮設住宅を訪れました。
最初は、みなさんの体をほぐすために、手や指の運動から始まりました。千葉さんが出すグー・チョキ・パーに勝つようにあと出しをする「あと出しジャンケン」では、間違えるたびに笑い声が響きます。「ふるさと」の歌に合わせて体も動かしました。よく知っている歌なので、自然とみなさんも歌を口ずさみます。指を曲げる動作から手足を軽く叩いたり、体を捻る動作などを続けるうち、「手が温かくなってきた」「血行が良くなってきた」とみなさんが話し始めました。
続いて、千葉さんがベートーベン「運命」の有名なメロディを流しました。「次は声の体操をしてみましょう」と、「ジャジャジャジャーン」とみんなで声を合わせてみます。最初はあまり合いません。次に手の動作もつけて、タイミングをとりやすくしました。声が合い始めると、みなさんの表情も笑顔になります。そして、言葉を「パ」「タ」「カ」「ラ」などに変えていくうちに、声も大きくなり、ピッタリと合うようになりました。
「仮設にいると声を出すことがないから、とてもいいです」と話す方、「こうして笑っている時は心も温かい。こうした時間をいっぱい持てれば」と話してくださる方もいました。参加したみなさんは、自分たちでも仮設の一室に集まり、もの作りを楽しんだりしています。「津波で何も無くなったけど、仮設を出る時には、みんなで一緒に笑って温かい心が持てた思い出を持っていきたい」そうです。みんなでお茶を飲んでいる時も、「そのうち高い所に移るから、そしたらお茶っこやるから、それまで生きてろよ」と励まし合っていました。
ショッピングセンターでの借り上げ住宅支援 福島県レクリエーション協会
福島県レクリエーション協会は、昨年9月より借り上げ住宅に住む被災者の支援活動を行っています。1月22日(火)、福島県レク協会の石渡弘美さんと斉藤尚子さん、露木則子さんがヨークベニマル・メガシティ白河店へ。「ふるさと絆情報ステーション」の前に机を2台設置し、親子のふれ合いや住民同士の交流のための遊びや物づくりを行います。
この日はお母さんがバルーンアートに挑戦。子どもたちには「お散歩ブタ」づくりが大人気。作ったブタにヒモをつけて店内を歩くと、それを見た子どもたちがやってきます。
「今日は雪が降ってるけど、子どもが外に行きたいっていうから…こういうのがあって良かった」など、いろいろなお話が聞こえてきます。以前、4歳の子どもが風船のブタと犬を使ってお芝居をし、「お友だちと遊んでいました。だけど友だちは引っ越すことになりました。でも、またそのうち会えるんだよ」といった話を繰り返したそうです。子どもの気持ちを垣間見た出来事でした。
高齢者も足を止め、物づくりをしながら話をしていきます。「家でやることもないからショッピングセンターに来ている」、「避難区域にある家の庭のツツジの手入れがしたい」など、いろいろな話をしていくそうです。なかにはずっとお話をしていく方もいて、活動の時間が長くなることもよくあるといいます。
「今度はいつ来るんですか」と帰り際に尋ねる方もいます。ショッピングセンターでの束の間の支援活動ですが、子どもたちにとっては思いがけないプレゼントに、高齢者にとっては胸の内を話して、気持ちを楽にする機会になっています。
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