災害時のレクリエーション支援
 Recrew No.621(2011年5月1日)発行 [笑顔 Again]プロジェクト Vol.01
Recrew No.621(2011年5月1日)発行

[笑顔 Again]プロジェクト Vol.01

公開日
2020年6月23日
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避難所に和やかな雰囲気を広げる
レクリエーション・ボランティア始動!
ボランティア希望の登録を始めます


各地でレク・ボランティアの活動が始動します。

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 東日本大震災の被災地でのレクリエーション・ボランティアの活動が始まっています。
 宮城県レクリエーション協会は、石巻市鮎川地区の避難所で活動を始めました。鮎川地区は津波による甚大な被害を受けましたが、牡鹿半島の先端に位置するため、さまざまな支援が届きにくい地域です。

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 4月12日(火)の午後、避難所となっている保健福祉センター清優館のロビーには、40名をこえる高齢者や子どもたちが集まってきました。ジャンケンのゲームで気持ちをほぐしたあとに、歌を唄ったり身体を動かしたり、クイズをしたり。避難所に笑顔と笑い声が広がりました。避難所からは「毎週火曜日、金曜日に活動を」と打診を受け、宮城県レク協会事務局長の山内直子さんは「できるだけ要望に答えられるように頑張ります。長いスパンの支援活動なので尻切れにならないよう、ボランティアの確保などしっかりコーディネートしたい」と話してくれました。

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 岩手県では、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市の子どもたちを遠野市に招待し、被災地から離れた環境の中で思いきり遊ぶプログラムが4月17日(日)からスタートしました。各地域の社会福祉協議会と岩手県レクリエーション協会、遠野市レクリエーション協会の連携事業で、今後も協力者の輪を広げながら、受け入れる子どもの数や、キャンプなどの活動のメニューを増やしていく予定です。
 福島県でも活動が始まっています。会津若松スポーツ・レクリエーション協会と塙町レクリエーション協会は、避難所で体操や軽い身体活動などを毎日実施しています。福島県レクリエーション協会も福島市内2カ所の避難所で活動を始めました。今後、県内外からのレクリエーション・ボランティアを受け入れ、多くの避難所や仮設住宅等に派遣しやすくするために、福島県青少年会館と連携した宿泊等を支援する活動も始めます。
 日本レクリエーション協会では、各地域で始まった活動を支援するために、レクリエーション・ボランティア希望者の登録を始めます。登録いただいた方には、現地の活動や受け入れ体制等の情報を提供し、現地活動とのマッチングをします。

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